ジュリエット・ダラス=コンテ/文 アリソン・バートレット/絵
たなかあきこ/訳 徳間書店
2001年

あるあさ、おんどりが なこうとすると、でてきたのは
コッケモーモー!
なきかたを わすれてしまったのです。もういちど、
コッケガーガー!
なきかたを わすれちゃったと、 おんどりは かなしくなりました。
そのよる、のうじょうに しんにゅうしゃが! おんどりは、ちからいっぱい なきました。
農場にいるおんどりが、突然なきかたを忘れてしまいました。コッケモーモーは牛の鳴き声だよと牛に言われ、コッケブーブーはぶたの鳴き声さとぶた達にいわれます。しょんぼりと、眠りについたおんどり。ところが、その夜農場にきつねが侵入してきます。めんどり達を守るため、おんどりは力の限り鳴きました。「コッケモーモー!」騒ぎに驚いたきつねは、逃げ出しました。農場を守ったおんどりは、鳴き声を取り戻せたでしょうか。
この絵本は、なんといっても楽しい鳴き声を大声で読むことが、おすすめです。当然おはなし会向き。おんどりの困惑とともに、面白い鳴き声を叫びます。それだけで、子ども達は大喜び。きつねを撃退する場面では、こちらも本気で鳴きます。ちょっと度忘れしてしまったおんどりが、農場のヒーローになって一安心。もちろん最後には声を取り戻しますが、度忘れ中の鳴き声もおもしろいので、いろんな鳴き方を続けてもよかったのになー、と少し残念に思ってしまいました。
おうちでこの絵本を読んだら、きっとしばらく変な鳴き声が家の中で響き渡るはずです。コッケワンワン、とかコッケガオーガオーなど、本にはない鳴き声で遊ぶのもいいですね!うるさいかもしれませんが。