『きょだいな きょだいな』


長谷川摂子/作 降矢なな/絵 福音館書店

1988年

あったとさ あったとさ

ひろい のっぱら きょだいな ピアノが あったとさ

こどもが 100にん ピアノの うえで おにごっこ

ひろい のっぱら きょだいな せっけん あったとさ

こどもが 100にん すべりっこ


広い野っぱらに、巨大な黒でんわ、巨大なトイレットペーパー、もも、あわたてき・・100人の子どもが楽しみます。「あったとさ、あったとさ」というフレーズが繰り返される、リズムのある楽しい絵本です。

1988年、この絵本が出版されたのは昭和63年でした。まだ、電話は黒くてダイヤル式が主流で、出てくる扇風機もちょっとレトロ。そう、なんだかなつかしい感じにあふれた絵本なのです。読んでいて、なんでこのラインナップなのかなと、不思議に感じる巨大な物たち。この絵本の魅力を語ろうと思うのですが、なぜなのか、自分でもうまく言えません。ただ、コトバとして読んだとき、とても楽しいのです。「ひろいのっぱらどまんなか、きょだいなピアノがあったとさ」もう、最初から想像力爆発です。頭の中にとにかくひろーーーーい原っぱを広げて、そこにどかーーーんとどでかいピアノを置く。100人の子どもが、そのピアノの上ではしゃぎまわる。各所に使われる擬音が、また独創的です。

あおぺん、この絵本が大好きで、おはなし会でもいっぱい読みました。(最近そういえばご無沙汰でした。)「あったとさ」に助けられてとても読みやすい一方、独創的な擬音をどう読むのかは難しく、未だに正解を模索中です。大型絵本もありますよ。


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