『キャベツくん』


長新太/文・絵 文研出版

1980年

キャベツくんが あるいていると ブタヤマさんに あいました。

おなかがすいた ブタヤマさんは、キャベツくんを たべようと しました。

キャベツくんが、「ぼくを たべると、こうなる」と いうと、そらに はながキャベツになった ブタヤマさんが うかんでいました。

じゃあ、へびが キャベツくんを たべたら、どうなるんだ? とブタヤマさんが ききました。


ブタヤマさんは、びっくりしたあまり、いろんな動物がキャベツくんを食べるとどうなるのかが気になって、質問をし続けます。たぬきは?ゴリラは?ゾウは?ノミは?クジラは? その都度びっくりしずぎて、最後には、もうなにも言えなくなったブタヤマさん。キャベツくんは、ブタヤマさんをレストランにさそいました。

ナンセンス絵本界のキング(とあおぺんは思っている)、長新太さんの作品です。図書館に入って初めて、長先生と出会ったのですが、衝撃の出会いはこの絵本でした。こんな絵本が世の中には存在するのか、とびっくりしました。それ以来、年に1回はおはなし会で読んでいるような気がします。たんたんとした部分と、キャベツくんの気合とともに、空にキャベツ動物が浮かぶ所、ブタヤマさんがそれを見て「ブキャ!」と毎回ひっくりかえる所を、どう読むかが腕の見せ所です。毎回、心から「ブキャ!」とびっくりすることを心掛けています。きっと、みなさんそれぞれの『キャベツくん』の読み方があるんでしょうね。

『キャベツくんとブタヤマさん』『キャベツくんのにちようび』『つきよのキャベツくん』とシリーズがあり、大型絵本『キャベツくん』もあります。


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