『てぶくろ』


エウゲーニー・M・ラチョフ/え うちだりさこ/やく 福音館書店

1965年

おじいさんが もりで てぶくろをかたほう おとして いってしまいました。

ねずみが てぶくろに もぐりこんで、すむことにしました。

そこへ かえるが はねてきて、いっしょに はいりました。

うさぎ、きつね、おおかみ、いのしし、くまも やってきました。


おじいさんの落としたミトンのてぶくろは、手首の部分に毛がついてとても暖かそう。動物が一匹増えるたびに、はしごがついたり、ひさしがついたり、窓がついたりと、てぶくろは家っぽくなっていきます。でもさすがに、動物たちもいのししには「ちょっとむりじゃない」と思うし、くまには「まんいんです」と断りますが、なんと全員入るのです。そこへ、てぶくろを落としたおじいさんと犬が戻ってきて、残念普通のてぶくろに戻ってしまいます。ウクライナに伝わるお話です。

普段はきっと敵同士の動物たちが、仲良く同じてぶくろにぎゅうぎゅう入って温まっている光景は絵本ならではです。だって、どう考えてもてぶくろにくまは入りませんから。(残念ながらくまが入ったイラストはないのですが)

とても有名なこの絵本は、大型絵本という縦48cmの特大サイズも出ています。大きなてぶくろを味わうには、そちらもとっても楽しめそうです。おはなし会でも定番です。


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