『やまこえ のこえ かわこえて』


こいでやすこ/さく 福音館書店

1992年

きつねの きっこが おでかけです。

おつきさまが いいました。「こんな よる おそく どこへいくの?」

「ふもとの まちまで かいものよ」

「それなら わたしも ついていこうか?」

きっこの おでかけに、おつきさま、ふくろう、いたちのきょうだいも ついていきます。

きっこが きたのは まちの おとうふやさん。

「くださいな あぶらげ 100まい」

でも かえりみち、あぶらあげを ねらう あやしいかげが・・・


一枚の葉っぱに「こわくない」とおまじないをかけ、きっこは夜に、山から野こえ川こえて、買い物に行きます。年に一度の秋祭りのいなりずしをたくさん作るために。途中心強い仲間が増えていき、無事おとうふ屋さんに到着。お代は、きのこではらいます。でも実は、最初からきっこをこっそりつける、二つの耳があったのです。帰り道に「こわいぞー こわいぞー」と影が出てきますが、みんなの助けで無事山に帰りつきます。きっと影は、いなりずしが大好きで、待ちきれなかったのでしょう。

あおぺんは、こいでさんの絵本が大好きです。ですが、水曜3時が伝統のおはなし会では近年、読み聞かせをすることができません。子どもの低年齢化が久しく、短いおはなしばかりになってしまっているからです。確かに、平日はご家族みんな働いていますよね。土、日におはなし会ができればいいのですが、図書館職員もギリギリの人数なので、土日は数が足りないのです。残念なことです。せめて、おうちで楽しんでください。


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