『ドアがあいて』


エルンスト・ヤンドゥル/作 ノルマン・ユンゲ/絵

斉藤洋/訳 ほるぷ出版

1999年

しいんと している まちあいしつ。

ドアが あいて ひとり でてきた。コト コト コト。

ひとり はいっていく。カッターン カッターン。

よにんに なった。

ドアが あいて ひとり でてきた。カッタン カッタン。


電気がひとつきりの暗い待合室。5人の患者がイスに座っている。明かりのもれるドアが開くと、ひとりが入り、またドアが開いた時には、元気になって出てくる。カエルのおもちゃは、バビヨンバビヨンと入って行って、パピョーン!と出てきた。最後のぼくは、ひとりきりになって、ちょっとさみしい。

すくない文章で、効果的におはなしが語られます。それぞれどこかが壊れたおもちゃ。病室に入る前は変な音をたてて歩いていますが、先生に治してもらうと元気に歩いて出てきます。この擬音は、翻訳の斉藤さんの腕のみせどころでしょう。

おはなし会で読む時は、静かに静かに読みます。待合室の暗さとドキドキ感が伝わるように。病院って、待ってる間はやっぱりドキドキしますよね。子どもの時は、本当に長く感じました。(実際長いですが)でも、だいじょうぶ。先生はとっても優しそうな先生ですよ。

大型えほんもあります。


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