たむらしげる/作・絵 ポプラ社
2002年

あつい なつの ごご。 ありが すいかを みつけました。
てっぺんを あじみ。 これは うまいぞ すに はこぼう。
おもいぞ。 なかまを よんでこよう。
それでも うごかない。 シャベルで ほって、 すこしずつ はこべ。
すは すいかで いっぱい!
すいかの八つ切り(か六つ切り)が落ちていた。ありは大興奮。でもありにとっては、あまりに大きい。みんなで頑張っても、どうにもこうにも動かない。そこで、大工事。シャベルで掘って、地面に下ろし、みんなで運ぶ。運んでも運んでも終わらない。ありの巣ぜーんぶの部屋が、すいかでいっぱい真っ赤っか。最後に残った皮は運べる。さあ、これで遊ぼう。
実はこのすいか、なぜ落ちていたのかというと、裏表紙によりわかるのですが、ピクニックに来たご家族の落とし物。ありにとっては、大きな大きなごちそうです。すいかを思う存分食べてみたいというのは、子どもなら誰でも思うのではないでしょうか。ありがその変わりに、山のようなすいかを食べてくれます。
やっぱり夏にしか読めない絵本。その分夏には大人気。おはなし会の定番絵本でもあります。人気の証拠に、1979年に福音館書店より出版。のち1984年リブロポートで改絵出版。1990年改訂版。その後このポプラ社版。大型絵本版もポプラ社より出版。と、絶版になる都度出版社を変わりで続けています。たむらしげるさんのデビュー作。