『やまださんちの てんきよほう』


長谷川義史/作 絵本館

2005年

やまださんちは きょうは はれ (あさ ごきげん)

きが つけば こうずい (ぼく おねしょ)

あさから たいふう (おかあさん せんたく おおいそがし)

のち いちじ くもり (おねしょ ふとんが ほされてる)


山田さん宅の、朝から夜までのお天気。きらきらお天気から雷、あられまで、いろんなお天気が、一日の間に目まぐるしくやってきます。家にいないお父さんは、ページの隅で、電車や会社でいろんなお天気に見舞われます。「電話の嵐」とかね。表紙の裏には、お天気ことわざがいっぱい。「ねこが顔を洗うと雨」(いや、毎日洗ってます)とか、「スズメがさえずると晴れ」など。

長谷川さんは、アイデアが本当に秀逸です。ものすごーく正確に言うなら、天気予報ではなく、現状天気なのですが、そんなことはいいのです。天気予報の方が、語呂がいいし、わかりやすいのです。山田さんの家で起こるいろんな気象現象のおはなしなので、家から外に出ているお父さんは仲間外れになりそうなところを、きちんと欄外で、しかも楽しくフォローしているのも一層面白いです。

当然、おはなし会でも面白く読める本ですが、気象用語がたくさん出てくるので、小学生くらいの方がウケるんじゃないかなと、思います。気象予報士風に読むのも一興ですね!あー、でも、おはなし会の時は、お父さんの部分を読むと煩雑になってしまうので、お父さんは割愛し、「後でお父さんのお天気もみてね!」と言い添えるのがベストかなーと思います。


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