五味太郎/作・絵 偕成社
1984年

わにさんと はいしゃさんが はいしゃで であいます。
こわいなあ
こわいなあ
でも がんばるぞ
でも がんばるぞ
いたい
いたい
わにさんは、虫歯が痛いので歯科医院に行きます。こわくてどきどきしています。でも歯医者さんも、患者さんがわになので、こわくてどきどきしています。両者ともにがんばるぞと思うのですが、治療が痛くてわにさんはつい、歯医者さんをかんでしまいます。歯医者さんも痛い。お互い同じことを思っているのですが、立場は正反対。両者大奮闘です。
6月4日虫歯予防デーのためのおはなし会に使える定番絵本です。読み聞かせにぴったりの長さと見やすさ。でも、歯医者さんとわにさんが同じ言葉をそれぞれページの右と左で思って(つぶやいて)いるので、読み手にはちょっと難し目です。絵本の読み聞かせでは、基本演技しないのですが、微妙に声色やトーンを変えて、わにさんと歯医者さんの違いを子どもに感じてもらうか、最初だけセリフを読みながらわにさんや歯医者さんを指で示すことで、「あ、それぞれが言ってるんだな」と次のページから察してもらうようにするか、ちょっと考える必要がありそうです。