人形劇


むかしむかし、平成の時代のことでした。まだ若かった頃のあおぺんは、冬の特別おはなし会で、児童書担当のチームで「人形劇」を上演しました。

まだパソコンのない時代、巨大ペープサートを一生懸命作ったり、「人形劇」をお借りして練習し、年に一回盛大に冬のおはなし会を催していました。

ある年、「三枚のおふだ」の人形劇を借りて、みんなで何度も練習し、効果音もつけて上演しました。いやもう、大盛り上がり!山姥人形が髪をふり乱して小僧人形を追いかけるところへ、大きな川(水色の布)がどばーんと出たり、大きな山がぬーっと月出たり。自分が何の役をやったのかすっかり忘れてしまいましたが(山姥ではない)、黒幕をたらした舞台の後ろを中腰で右に左に動くのは、本当につらかった思い出があります。人形の動きや出し具合も研究しましたよ。

今では、こんな贅沢な催しはできません。いつからだったかなあ・・・。子どもたちも、50人くらい集まって、職員も5人で練習から本番まで頑張って。パソコンやインターネットが出てきて、いろいろ便利になったけれど、こういう手作りの催しというのは、贅沢な行事になってしまいました。

ある意味、いい経験をさせてもらったなーと、いまでは本当に懐かしいです。


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