『おちばがおどる』


いとうひろし/さく ポプラ社

2003年

ふゆの はやしの なかで かさこそ ふわり

おかしな おちばが おどってる

かぜにのって くるくる おどる


いろんな顔した落ち葉が、にこにこ、うししと笑っている。いろんな葉っぱ、いろんな顔、いろんな体。ピエロのように、おばけのように、みんな楽しそうにおどっている。

白地に茶色だけで描かれた、冬の枯葉の絵本です。特にストーリーはないのですが、とにかくいろんな表情の枯葉たちがいて、ひとりひとり(?)じっくりながめて楽しめる絵本です。

読んでも短いので、これからの時期のおはなし会の導入にも使えそうです。ただ、文中に「ふゆの」とあるので、秋の落ち葉のおはなし会にはちょっと使いづらいかなあ。いえいえ、冬になり茶色くなった葉っぱたちは、林の中で楽しそうに遊んでいるようですよ、とつなげられるかもしれませんね。

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