花のたね・木の実のちえ3 多田多恵子/監修 偕成社
2008年
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秋になるとまっ赤にそまるイロハモミジの木。葉は7つに分かれ、人の手の形ににています。
でもこのモミジ、春は緑色で、小さな赤と白の花をさかせます。花のおわったあとには、鳥のはねのような形の実ができます。
この実が、秋になると茶色くじゅくし、風の強い日にとんでいくのです。くるくると回転しながらとばされ、地面におちていきます。
モミジの種の飛ばし方に注目した本ですが、写真も美しく、秋の赤や春の緑が画面いっぱいに広がります。秋になると、あ、この本を紹介しなくちゃと思います。おはなし会では、ほかのモミジの出てくる絵本と組み合わせたり、枯葉の本を探したりします。
でも、核はおりがみです。イロハモミジの実の折り紙があって、それを作って、少し高いところから落とすと、イロハモミジのタネのように、くるくると回転しながら落ちていくのです。これを実演し、子どもたちにおりがみをプレゼントします。
大人でもちょっと、おおーっと言ってしまうこの折り紙、うっかり出典をメモしてくるのを忘れたので、後日アップしたいと思います。