バーバラ・ボットナー/文 ペギー・ラスマン/絵
ひがしはるみ/訳 徳間書店
1994年
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ブッチーのママと あたしのママは なかよし。しょっちゅう うちに あそびにくる。ブッチーも かならず くっついてくる。
「カメのほんを よみましょう」って いったら カメが きらいな ブッチーは、「あなたが カメだよ! ブッチザウルスは カメなんか たべちゃうぞ!」
あるひ ママが、「ブッチーが うちに とまるの。よかったわねえ」と いった。
あたしは あたらしい あそびの さくせんを たてた。
ものすごくわかりやすく、いじめっこの顔をしたブッチー。もう絵本の表紙のブッチーをみただけで、いじわるなのねとわかります。つねにこの「イーッ!」っとした表情をしています。ママ達は、二人は仲良しと思っていますが、みつあみの賢そうな女の子「あたし」とは反りがあいません。
でも、この「あたし」もやられっぱなしではありません。ブッチーに新しい遊びの作戦をしかけ、みごと撃退するのです。
ちなみに「あたし」のペットは、トカゲ。カメの本といい、どうやらは虫類や両生類が好きなのでは?と思うと、もしかしてブッチー、は虫類系が苦手だったんじゃないの?という気もします。
まあでも、子どものためのお話しとしては、いじめっこがやっつけられる様子はスーっとするんじゃないでしょうか。時には、こんな絵本もいいですよね。