エリック=カール/さく・え 偕成社
1978年
![](https://aopen.site/wp-content/uploads/2023/10/742b41c1859e65bfab06d58f8632d800-222x300.jpg)
たんじょうびの まえの よる。チムは、まくらの したから てがみを みつけました。
★をさがしなさい。おおきな〇があります。そのかげの▲に、はいっていきなさい。
という かたちの つかわれた てがみでした。
チムが てがみのとおりに すすんでいくと、そこには びっくりするような ものが まっていました。
エリック=カールさんは、ティッシュに色をつけ、それを使ってはり絵の絵本を作っています。この絵本では、さらにページが★の形になっていたり、〇い岩のページ、▲に穴のあいたページなど、楽しいしかけでいっぱいです。
手紙の通りに進んだチムが見つけたのは、ステキな誕生日プレゼントです。プレゼントはもちろん嬉しいですが、こんなわくわくする手紙があったら、さらに嬉しさ倍増ですね。
以前、絵本の紹介をする広報誌を作っていた時、テーマ「てがみ」の際に紹介した一冊です。とても印象に残っていました。そのころの広報誌を取っていたので、確認してみましたら、2000年の3月号。まだ、B5版の紙一枚に手描きとカット集のイラストで作成していました!今見ても、なかなかいい出来です(自画自賛)。「てがみ」と言えば日本の絵本にも印象的な本があるので、次回ご紹介します。