『たんじょうびのふしぎなてがみ』


エリック=カール/さく・え 偕成社

1978年

たんじょうびの まえの よる。チムは、まくらの したから てがみを みつけました。

★をさがしなさい。おおきな〇があります。そのかげの▲に、はいっていきなさい。

という かたちの つかわれた てがみでした。

チムが てがみのとおりに すすんでいくと、そこには びっくりするような ものが まっていました。


エリック=カールさんは、ティッシュに色をつけ、それを使ってはり絵の絵本を作っています。この絵本では、さらにページが★の形になっていたり、〇い岩のページ、▲に穴のあいたページなど、楽しいしかけでいっぱいです。

手紙の通りに進んだチムが見つけたのは、ステキな誕生日プレゼントです。プレゼントはもちろん嬉しいですが、こんなわくわくする手紙があったら、さらに嬉しさ倍増ですね。

以前、絵本の紹介をする広報誌を作っていた時、テーマ「てがみ」の際に紹介した一冊です。とても印象に残っていました。そのころの広報誌を取っていたので、確認してみましたら、2000年の3月号。まだ、B5版の紙一枚に手描きとカット集のイラストで作成していました!今見ても、なかなかいい出来です(自画自賛)。「てがみ」と言えば日本の絵本にも印象的な本があるので、次回ご紹介します。


コメントを残す