『うしはどこでも「モー!」』


エレン・スラスキー・ワインスティーン/作 ケネス・アンダーソン/絵

桂かい枝/訳 鈴木出版

2008年

なあ しってる? イギリスのいぬは 「バウワウ バウワウ」って なくねん。

スペインのいぬは 「グァウ グァウ」って なくねん。

けど うしは どこへ いっても 「モー!」って なくねん。


原題はEverywhere the Cow Says “Moo!” 英語でもモー。関西弁で語られるこの絵本。犬、かえる、あひる、にわとりの鳴き声が、それぞれイギリス、スペイン、フランス、日本のコトバで鳴きます。おもしろいのは、かえる。イギリスでは「リビッ」、スペインでは「クロァック」、フランスでは「コワッ」、日本では「ケロケロ」なんだけど、とにかくうしは「モー」なのね。

フランス語の時は、わからないんだけどフランス人的な発音で鳴きます。読み聞かせするのは、とても面白いんですが、幼稚園くらいだと、でも牛はどこでも「モー」なんだよの核心の部分が伝わるのかな?と思います。あおぺんは、小学校4年生に読みました。ブックトークなどで、ここから世界のコトバにいったり、文化の違いにいくとやりやすいです。

ちなみに英語でにわとりの鳴き声は「カッカドゥードゥルドゥー」。あおぺん、ちびっこのころ聞いてたレコード(!)で、この鳴き声がでてくるおはなしがあって、大好きでした。この鳴き声の響きが面白くて、何度もまねしたなあ。違う国の文化って面白いですね。


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