『たからさがしは らくじゃない』


藤本ともひこ/脚本・画 童心社

12場面 1997年

ネズオが おにいちゃんを おいかけて たからさがしに。いっしょに いってくれるひと! おー! いざ、きいろい トンネルを したに おちていきます。わー

カーブが あって たすかった。 くだったり、のぼったり、ほそーいみちが あったり、ぐるんと まわったり。

それでも まけずに ネズオと すすもう!

いったい ここは どこなんだ? たからは、おにいちゃんは どこだ?


いろんな形のトンネルを、ネズオがどんどん進んで行きます。迷路のようです。途中には、虫がでたり、へんな部屋があったりしますが、てっぺんに出るとそこにようやくお兄ちゃんがいて、お腹ぽんぽこりんになって寝ていました。

この紙芝居の一番最後には、「この紙芝居を全部並べてごらん」と書いてあります。12枚全部を3×4にきれいに並べると、なんとびっくり!あるくだものがでてきますよ。

巨大なしかけ型紙芝居。全部並べると圧巻です。(その分スペースが必要ですが)きっと、こんなこと考えたのは藤本さんくらいではないでしょうか。現在残念ながら絶版ですが、ぜひ図書館で探して遊んでみてください。並べた後に、ネズオのたどったトンネルをもう一度たどれます。

あおぺんは、おはなし会で何回か演じたことがあります。そして最後は床に並べてみんなで、「おおー」っと感動します。大事なことは、プログラムの最後に演じましょうってことですね。でも、おうちでも楽しめることうけあいです!