エリック・カール/さく もりひさし/やく 偕成社
1986年

月が ちかくにみえたばん、モニカは いいました。
「パパ、お月さま とって!」
パパは、ながーい はしごを たかーい やまの てっぺんに たてると、のぼって いきました。
お月さまに ついた パパが、「うちの モニカが あそびたがってるんだ」というと お月さまは、どんどん ちいさくなって・・・
月は、満月で大きくもなるし、三日月で細ーくもなります。そして新月には見えなくなって、また夜空に表れる。そんな月の満ち欠けも利用した楽しいお月さまの絵本。世界的に有名なエリック・カールのしかけ絵本で、横に開いたり、縦に開いたり、大きく開いたりと、とても迫力満点です。
小学校で何回も読んできました。その際は大型絵本を使います。でも、このしかけ絵本は、大型だと本当に開くのが大変。一緒に行く相方に協力をあおいで、なんとか横に広げたり、縦に広げたり、四苦八苦です。でも、それだけの苦労のかいはあって、子どもたちは楽しそうに聞いてくれます。「パパ、お月さまとって!」という4年生の前で読むには、ちょっと気恥しいセリフがあっても、このしかけで感動してくれるので、なんとかクリアできます。
ありがたい絵本なのですが、個人的にはちょっとお月さまの顔が怖いなあと、つねづね思っていることは、まだ誰にも打ち明けていません。