『だいすきよ、ブルーカンガルー!』


エマ・チチェスター・クラーク/さく まつかわまゆみ/やく 評論社

1999年

リリーの おきにいりは ブルーカンガルーの ぬいぐるみ。 まいばん いっしょに ねむります。

あるひ、リリーは ちゃいろいクマさんを もらいました。 そのばんは さんにんで ベッドに はいりましたが、ブルーカンガルーは よく ねむれませんでした。

リリーは つぎに きいろい ウサギを もらいました。 そのばん よにんで ベッドに はいりましたが、ブルーカンガルーは ほとんど ねむれませんでした。

リリーは たくさん ぬいぐるみを もらい、あるばん ブルーカンガルーは ベッドから おっこちて しまいました。

「ぼくの いばしょは もう ないんだ」


赤ちゃんのベッドへ逃げ込んだブルーカンガルー。リリーは次の日、ブルーカンガルーを探し回るのです。「ブルーカンガルーは だめ!」

リリーがもらったクマやウサギのぬいぐるみは、本人が欲しいと言ったものではありません。周りの大人がプレゼントしたものです。でも、リリーはそれぞれにかわいいと思って、一緒にベッドに入ったのです。ただ、新しい子が来ると、ブルーカンガルーはどんどんベッドのはじに移動していくことになったのです。

女の子にとって、かわいいぬいぐるみは、いくつあっても構わないものだと思います。リリーだって、そうでしょう。でも、他のかわいい子とブルーカンガルーは、違うのです。リリーにとっての一番は常に、ブルーカンガルーなのです。

あおぺんの最初のぬいぐるみは、ぺったんこのタオルのうさぎでした。ふわふわの毛は生えていませんでした。それでも、かわいいとか好きとか以上に大切な存在でした。いついなくなってしまったのか記憶にないのですが、未だにうさぎ(名前もつけてなかった!)の存在は、自分という年輪の中心核をなしていると思います。ありがとう、ぺったんこうさぎ!そして、そんな気持ちを思い出せさせてくれる絵本です。シリーズで7冊出ています。


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