『ねこのはなびや』


渡辺有一/作 フレーベル館

2001年

こんやは うみの はなびたいかい。しろねこぐみと、くろねこぐみと、とらねこぐみが きそって あげる。

ワッセワッセと ふねに はなびを つみこんで、どんどん はなびを うちあげる。

しろねこぐみは きれいな はなび。くろねこぐみは どでかい はなび。とらねこぐみは かわった はなび。

さいごは みんなで しかけはなび。どうだあ!


最初のしろねこ組は、カラフルできれいな花火をどんどん上げます。二番手くろねこ組は早打ちでまとめてドーン。見開き2ページをさらに上に開いて大きなページいっぱいの花火。三番手のとらねこ組は、ちょうちょうやトンボ、くじらの変わり花火。最後の共同花火はナイアガラ。ページが横に開いていって長―いみごとな花火。優勝はどの組だったのかなあ。

ちょっと文章が長いところがありますが、花火いっぱいの楽しい絵本。短めの花火の本と組み合わせて、おはなし会の目玉になります。ドーンと打ちあがる様々な花火を効果的に読み聞かせするには、事前練習が大切。開き方を工夫してください。

渡辺有一さんは、そういえば、ねこが出てくる絵本ばかりかいています。ちょっと不安になって調べてみましたが、いや、ねこ以外もいっぱい描いてました。『ねこざかな』のイメージが強いんですね。でも、きっとねこ、飼ってるんじゃないかなー。


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