『大きな写真と絵でみる地下のひみつ②上下水道・電気・ガス・通信網』


土木学会地下空間研究委員会/監修 こどもくらぶ/編 あすなろ書房

2014年

道路の下には、生活にかかせない大切なものがうまっています。水道管、ガス管、下水道管です。

家の水道のじゃ口から出る水は、どうやって家まできているのでしょう。直径2ⅿの大きな水道管の写真と、家までの水の道のりがイラストで紹介されています。

下水道は、日本最古の神田下水の表紙にもなっている写真や、流れるしくみ。大雨がふった時の雨水をためる大きな地下貯留地の写真もあります。

そして今やライフラインのひとつ、地下を通る通信回線のトンネルの写真も。

これらは、マンホールが目印になっていて、この「マンホール」というネーミングは、マン+ホール、地下へと人が入る穴のことなのです。


先日、マンホールのふたの本『マンホール大百科』を紹介した際、その下の地下も紹介せねばと思い探してきました。あおぺん的には、小さくて狭いイメージのあったマンホールの下の空間、実は広くて大きくて以外にきれいなものもあるようです。最近の大雨に関連して、時々テレビで紹介されている都市の地下にある雨水の貯水施設なんかは、すごく近未来的(昭和な発想ですか?)。子どもの頃って、地下の秘密基地にあこがれたりしますよね。

道路の下に、こんなにいろいろなトンネルがはりめぐらされていたなんて、びっくりです。冷静に考えてみればそりゃそうだよね、と思うのですが、なかなか日常の中で注目する機会がないものです。子どもの知識の本は、写真や絵が豊富なので、大人がみても面白く、想像以上にいろんな分野が本で紹介されています。子どものものだけにしておくのは、もったいないですよ。ぜひ、親子で楽しんでください。

ちなみにこの地下のひみつシリーズは、全4巻の構成です。

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