らもん・じん/作・画 教育画劇
1987年 12場面
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のはらの まんなかの すいかばたけで、すいかたちが きもちよく ねていると。
ゴゴゴゴゴ
あらわれたのは 「すいかつぶしき」。
ドガーン バキバキーン
とあばれて かえっていきました。もう たくさんだ。
すいかたちは、ノコギリウサギに つるを きってもらい にげだしました。
それに きづいた すいかつぶしきが おいかけてきます。
なんという意味不明で凶悪な機械!ショベルカーのような「すいかつぶしき」です。ただただ暴れてすいかをつぶすという怖ろしい機械。すいかがぞろぞろ逃げても逃げても、谷を越え岩を砕き追ってきます。
若い頃、夏のおはなし会で読む「すいか」の紙芝居を探していて見つけました。こんな傍若無人な紙芝居を読んでいいのかな?と、ちょっと思いましたが、読みました。熱演です。力いっぱい読みました。
紙芝居の中には、時々こんなびっくり!なものがあります。あおぺんにとって、「ユニークなおはなし会のネタ」の最初の作品です。古い作品なので、今ではもう絶版。ある意味幻の紙芝居ですね。ぜひ、子どもたちに読んでみたい!という奇特な方は図書館で探してみてください。