『サルビルサ』


スズキコージ/作 架空社

1996年 (1991年 ほるぷ出版)

モジモジ(馬にのった部族A)   ジモジモ(らくだにのった部族B)

(同時に獲物をヤリでしとめる 遭遇)

サルビ   ビルサ

ビレ モジ! (それぞれ部族長に報告。出陣!) ジモ ビレ!

戦がおこる。死に絶える。


見た目もコトバも違う2種の人間が、コトバが通じないがために、お互い殺し合いになり、結局滅んでしまうというシンプルながらもズバッと真実を描いた戦争絵本。日本語はなく、それぞれのコトバ(でも、反対から読むと同じこと言ってる)のみで進んでいくが、何が起こっているかはありありとわかる。

理解しあうって困難で、でもとても大切なことなんだっということが、きっと小学生でもよくわかると思います。以前、小学3年生に戦争のブックトークをしなければいけなかった時に、この絵本を紹介しました。コトバそのものは、響きが面白くて、聞いてもらいやすいけれど、よーく絵本をみれば戦争がこわいことなんだとわかってもらえたと思います。

こんな絵本の形で表現しきっているスズキコージさんって、改めて凄い人だなーと心底思います。こんな戦争の伝え方もあります。

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