田中清代/さく 福音館書店
2002年

なつ、まっかな トマトさんが きから どった、と おちた。
たいよう ぎらり。 あつくて たまらない。
ミニトマトたちが おがわに ぽっちゃんと とびこんでいく。
とかげも かわあそび。
でも、トマトさんは からだが おもくて ころがれない。
ぽろりと ないた トマトさんを むしや とかげや かめたちが ころがしてくれた。
本日猛暑。トマトさんのような気持ちになりました。この『トマトさん』一度見ると、記憶に刻まれる印象的な表紙がトレードマーク。いくら夏野菜とはいえ、じりじり照る太陽の日差しは、やっぱり暑い。みんなのように、小川で水あびをしたいトマトさん。体が重いとぽろりと泣いくシーンは、実に辛そうです。でも、みんなが協力して(重いので大変)なんとか小川に、どっぷ~んと入ることができた時の幸せそうなこと!こちらも涼しい気持ちになります。
「あついー」と声を大にしていっている絵本は、何冊かあります。30度を超える気温になると、思い出しては「うーん、この気持ち、同感だ」と、共感をえては自分を慰めています。『トマトさん』もその1冊。夏に読まずにいつ読むのだ!ぜひぜひ、猛暑のこの夏、トマトさんと一緒に水に「どっぽ~ん」の爽快感を味わいましょう!