秋山とも子/作 教育画劇
2003年
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あやこさんは、はなび こうじょうで はたらいています。
かやくを ほし、かみの たまに かやくを つめます。
たまに のりのついた かみを なんまいも はります。これが あやこさんの しごとです。
あきの おまつりで あげる はなびの じゅんびで、なつは おおいそがし。
新潟県小谷市片貝町。この町では、自分の花火をあげるのが、お祭りの楽しみです。秋祭りの当日はたくさんの出店が出て、花火の番付が貼り出されます。会場でも、町内の道路でもたくさんの人が見物します。
この絵本では、花火の作り方から、地域の文化、花火を見に来る人々の様子、そして花火職人たちの準備の様子が、とてもわかりやすい絵で紹介され、たのしく理解できます。運動会の玉ころがしのような大きな花火玉もあります。
読み聞かせするというよりは、花火に関わる一連のことを知ることができる知識絵本です。ここから、写真の花火の本に行くのもいいなと思います。夏に花火を見たら、親子で一緒に花火の知識を深めるのも一興です。
残念ながら絶版になってしまいましたが、ぜひこの夏、図書館で探してみてください。