小春久一郎/原作 村上康成/作・絵 ひかりのくに
1994年

きらわれものの かまきりが いばって かまを ふりあげる。
とおりがかりの いぬに 「かかってこーい」と いったけど、いぬは にげてった。
おんなのこも、くるまも おれをみて にげてった。
ありの えさを よこどり。 あれ、あれれ・・・。こいつら にげないぞ。
白い表紙の真ん中に、鎌をふり上げた緑色のぎょろ目のかまきりがドーン!といる印象的な絵本です。犬はちょっと怖いけど、おれより強いものなんて絶対いない。
おれさまは、かまきり!なこの絵本を知ったのが先か、工藤直子さんの『のはらうた』(童話屋 1984年)の詩「おれはかまきり」かまきりりゅうじ/さく、を知ったのが先か記憶はないのですが、この2つはあおぺんの中でかまきりセットです。
『のはらうた』は、野原の生き物たちが読んだ詩を集めた詩集です。その中の、かまきりりゅうじがいいのです。「おう なつだぜ」というフレーズで始まる、夏に仁王立ちするかまきりの詩で、30度越えてくると、あおぺんは『かまきりさまのおとおり』の絵でこの詩を思い浮かべ、「夏だぜ!がんばるぜ!」という気持ちになれます。気合入れです。
おはなし会でセットで読んだことがあるのですが、詩はやっぱり、小学生の方が楽しんでくれるようです。ああ、3年生くらいにセットで紹介したい!「おう なつだぜ」みんな楽しもうぜ。
あ、『かまきりさまのおとおり』は残念ながら絶版です。図書館で探せよ!