松谷みよ子・文 中谷千代子/絵 講談社
2003年復刻版 1979年初版

モモちゃんが、いい もの。まっかな かさに まっかな ながぐつを かってもらいました。
でも はれて いるので、おにわで かさを さして、ながぐつを はきました。
あめ こんこん
すると、がまがえるが いれてと やってきました。
あめ こんこん
つぎに かたつむりが いれてと やってきました。
みんなで あめふりごっこを していると また だれかが いれてと いいました。
先日『おじさんのかさ』で触れた『ちいさいモモちゃん あめこんこん』です。2009年に、絵が武田美穂さんのバージョンが発売されるまでは、この中谷さんの絵で親しまれていました。あおぺんも、この絵本がすごく記憶に残っています。なぜだろう?初版の1979年は、すでにあおぺん小学生です。妹に読んであげたのかなあ?どうも記憶がありません。でも、作中のモモちゃんの「あめこんこん」で始まる歌は今でも覚えているくらいなので、自分が好きで何回か読んでいるはず。松谷さんの物語『ちいさいモモちゃん』(1964年)があおぺんの子ども時代の核の物語なので、その仲間と思って読んだのかもしれません。
新しい赤いかさと長靴が嬉しくて、雨降りごっこをしていると、雨好き仲間のがまがえるとかたつむりが仲間入りして、一緒に「あめこんこん」を歌っていると、雨まで仲間入りし、雨の中長靴でぴちゃぴちゃ歩くという、とてもできたお話しです。今回改めて読み直しましたが、やっぱりほっこりします。中谷さんのモモちゃんは昭和の子どもなのですが、そこに現代版の武田さんとはまた違った味わいがあるので、ぜひ図書館で読み比べてみてください。昭和生まれ仲間の方は、ぜひこちらを!