『ちがうでしょ』


得田之久/脚本 山本祐司/絵 童心社

2019年 8場面

なにいろかな? 「きいろ」

ピヨピヨ だーれだ? 「ヒヨコ」

ぼくたちも! あれ? バナナと たまごやき

ちがうでしょ ピヨピヨ なかないでしょ


緑色はカエル。でも、そこにはブロッコリときゅうりが参加。とばないのに。赤は金魚。そこに参加してくるのは、タコウインナーとミニトマト。最後な楕円形の箱。おや、開けたら弁当箱でしたよ。中に入っているのは・・・。

場面いっぱいの色を聞き手に当ててもらい、次にその色の生き物のヒントが出てきます。そこで紙芝居をちょっと引くと、正解のヒヨコが出てきます。でも、あれあれ?引き抜くとそこには、関係ないはずの食べ物、バナナとたまごやき(一応黄色仲間)が出てきます。なぜ?というパターンが繰り返されて、最後にはお弁当箱が出てくるというあらすじです。

色というテーマでくくれますが、少しの唐突感は否めません。でも、聞き手参加型の楽しい紙芝居です。子どもたちは、あてっこが大好きです。読み手も一緒に楽しんで、最後は「わあ!びっくり。こうなってるんだね!」と驚くとみーんな楽しめるという紙芝居。2歳くらいでも楽しめるかな?というちびっこ対応です。おはなし会に導入したら、色に結びつけたり、お弁当でつなげたり、次へも展開しやすいですね。(現在絶版です)


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