武田康男/監修・写真 小杉みのり/構成・文 岩崎書店
2022年

なつに できる にゅうどうぐもは、おおきくなると かみなりぐもに なる。
しめった かぜで おおきくなる にゅうどうぐもの なかで、みずの つぶが うえへ はこばれ、たかいところで こおりの つぶに なる。
くもの なかで こおりの つぶが ぶつかりあい、でんきが うまれる。
その でんきが、かみなりに なる。
21cm×21cmのほどよい大きさの写真絵本。飛行機から見た入道雲の様子、雲から走る雷、地面に落ちる雷、太い雷、4本そろって落ちる雷。美しく興味深いたくさんの雷の写真に、わかりやすい文章がついた、大人でも満足できる絵本。巻末には、詳しい解説が見開きでついています。
あおぺんは、音はともかく雷が光るのを見るのは好きです。とても、美しい自然現象だと思うので。だから、この写真絵本の写真を本当にすごい美しいと思って見ました。解説するための本だと、写真がメインではなくなってしまうことがあるのですが、この本は、雷の写真が存分に生かされています。
最近、宮部みゆきの時代小説を読んでいて、江戸時代の雷害を知りました。木と紙の家に住んでいると、一発雷が落ちようものなら、火事で大変なことになっていたのだと。雷をそう怖がらなくて済むのは、現代人の特権なのですね。