こいでやすこ/さく 福音館書店
1995年

ある はるのひ、きつねの きっこは たんぽぽを つんで、やまむこうの おばあちゃんの ところへ いきます。
おばあちゃんは、スープを ことこと にています。
おばあちゃんが、ようじで でかけた あいだ、るすばんの いたちの ちいとにいと きっこは、スープの ばん。
ところが、おいしい にんじん スープの あじみを するうち、おなべは からっぽに。
おなべの指示で、きっこ達はおいしい春のスープを作り直します。春ぽかぽか、スープことこと、ふんわりおいしい春の絵本です。おばあちゃんの家のおなべは、大きめの土色のおなべ。薪でことことスープをにます。実においしそう。
とても春な絵本なので、春のおはなし会で何回か読んだことがありますが、やっぱり、最近の低年齢の子たちにはちょっと長目。おそらく、読みきかせすると、7,8分かかるんじゃないでしょうか。幼稚園くらいなら、聞いてくれると思うのですが。
あおぺんは、たべものの絵本大好きですが、スープも大好き。大きなおなべに、おいしそうなものがたくさん入ってことことする様子なんて、たまりません。そういえば、外国の昔話に『せかいいちおいしいスープ』という、とんちのきいたおはなしがあります。なべに石を入れて、「石のスープを作ります」と、珍しがらせて、町中の人にいろんなスープの材料を持って来させて、おいしいスープを作っちゃうという。あ、『おなべとことこ』というロシア民話の紙芝居もありました。「おなべ」のおはなし会、おもしろそうです。