西村繁男/作 福音館書店
1977年

あっちゃんは、おとうさん おかあさんと あかちゃんと おふろやさんに いきます。
あっちゃんは、おとうさんと おとこゆに はいります。
ばんだいで おかねを はらって、ふくを ぬぎ、おふろで からだを あらいます。
おふろの かべには うみと ふじさんが かかれています。
おとこのこ、おじさん、おじいさん。みんなで おおきな おふろに はいります。
おふろから でたら、ぎゅうにゅうを のんで みんなで いえに かえります。
ザ・昭和の銭湯絵本。文章は最初のページにあるだけで、あとはありません。俯瞰で銭湯が描かれていきます。外観は、瓦屋根の昔ながらの銭湯。亀の湯です。下足入れに、洋服ロッカーも、体重計も昭和風。あっちゃんより少し大きな男の子達は、お風呂ではしゃいでおじいさんに怒られています。かえって、今になるとこんな昭和のお風呂屋さんは、面白いのではないでしょうか。
あおぺんは、昭和生まれですが、銭湯経験はありません。なので、銭湯にあこがれがありました。その頃この絵本に出会っていたら、何回も読んだだろうと思います。隅々、色んな人々の様子が、どこかあたたかく面白い西村さんの絵で描きこまれているので、子どもにはいろんな発見があるのではないでしょうか。子どもって、大人が気づかない細かい部分まで、よく気が付きますよね。