中村翔子/作 はたこうしろう/絵 鈴木出版
2001年

しりとりの だいすきな おうさまは、なんでも しりとりに ならんでいないと、きが すみません。
とうぜん ごはんも しりとりで、さいごは プリンと きまっています。
サンドイッチ ちくわ わかめ・・・
でも、けらいは まいにち たいへん。 みんなで、そうだんして、トマトを ごはんに だすことに しました。
表紙に並ぶものも、しりとり。部屋の中も、しりとり。ごはんも、しりとり。どこのお子さまだ!という嗜好ですが、これが王さまだから、お城のみんなは大変。ごはんの途中で混乱して、うっかりラーメンなんか出すと、しりとりが終わってしまい王さま大爆発です。そもそも、なんか仕事してるのかなこの王さま。
でも、このしりとり絵本、子どもには大人気。大型絵本は、小学2年生が施設見学で図書館に来た時の、おはなし会に使えます。あまり長くないので、読むのにもちょうど。はたさんのシンプルで、でもユーモアある絵も魅力的。読む時には、しりとりの部分はゆっくり、家来達の右往左往の時はちょっと速めに。緩急をつけて楽しく読みます。王さまが、家来にこらしめられて、ごめんなさーいと謝るところで、絵本本体は終わりですが、裏表紙ではちゃんとプリンをもらっているところもポイント。ゆっくり見せてフィニッシュです。この王さま、やっぱり仕事してないんじゃ・・。