小風さち/ぶん 山口マオ/え 福音館書店
2000年

おふろが だいすきな わにわにが、おふろに はいります。
きゅるり じゃぐちを ひねって、おゆを ためます。
おもちゃも いれて、おふろに よじのぼります。
ずる ずり じょろろーん
わになので、ずるずりっとはって、じょろろーんとお風呂にはいるわにわに。でも歌う時は(シャワーヘッドがマイクがわり)、直立します。きっと、鏡に向かって歌っているのでしょう。お風呂であったまる時は、目だけがお湯から出ています。わにっぽいです。お風呂あがりは、ジュースを一杯。あー、ごくらくごくらくという感じでしょうか。
大人気わにわにシリーズの1冊目。版画のわにが、実にわにっぽい絵本です。わにっぽいということは、ちょっとコワイ感じもあるのですが、このシリーズは、とても面白い擬音のユーモラスさも相まって、不思議とこわくない仕上がりになっています。わにわにのちょっと変な行動も、人気のひみつかもしれません。とにかく図書館に来る子ども達も大好きなようで、しょっちゅう借りられています。
あおぺんは、おはなし会でも時々わにわにシリーズを読みますが、このおふろの絵本が一番好きです。「じょろろーん」とお風呂に入る音や、体をふく「ぐにっぐなっ」という表現もたまらなく面白いです。ただ一か所、わにわにの歌う歌が難しくて、「うり うり」はともかく「オーイェー」を一体どう読んだらいいのか未だに正解がありません。「オーイェー」という気持ちで読むのですが、そもそもわにわには動きがスローモーなので、「オーイェー」もゆっくりなんだろうなーという思いがあり、ノリの表現が難しいです。
追記:この度『わにわにのごちそう』の英語版が発売されました。ロバート・キャンベルさんの翻訳で、擬音の英語訳がポイントです。しかも、英語での朗読も聞けます。福音館書店のHPでもお試しできますよ。・・が、一番の驚きはそこではありません。わにわに、彼女でした!英語で「She」となってます!いや、性別を考えていなかったのですが、女性だったのですね・・・。オドロイタ。今後読み聞かせする時は、脳内イメージが変わります。