『やまのやまびこ』


つちだのぶこ/文・絵 偕成社

2002年

てんてんもりの どうぶつたちは おだんごやまに 「やっほー」と いいます。すると、「やっほー」と かえってきます。

この「やっほー」、やまのかみさまの やまびこが いっているのです。

あさから たいそうして はっせいれんしゅうも します。

きょうは いのししようちえんの こたちが えんそくで、みんなで 「やっほー」と おおはしゃぎ。

でも、やまびこは 「やっほー」に ちょっと あきてきました。


子どもの頃、やまびこって本当に不思議でした。そして日本人は、基本山に向かって「やっほー」と叫びます。このつちださんの描くやまびこは、頭が富士山型で、耳にヘッドホンをはめた姿をしています。「やっほー」を発生する場所は、ちょっとDJブースっぽく、レコードや各種スイッチ、やまびこにんぎょうも常備しています。和洋折衷です。でも、どんなにこのお仕事が好きでも、「やっほー」だけでは、あきてしまう。つい、「はぁい」なんて返事をしてしまったから、動物達はびっくりです。どうゆうこと?とみんな集まってきます。

お話しもさることながら、つちださんの絵はかわいくて、味わい深いのが魅力です。その絵で、着物を着た動物達、日本の田舎の風景など、とても楽しく読める絵本です。はっきりした絵なので、おはなし会でも使えますが、細部をながめて楽しむのは、家読(うちどく・家で読む)です。読んだら、山にむかってぜひ「やっほー」と呼びかけましょう。なんてかえってくるかなあ。

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