『3びきのかわいいオオカミ』


ユージーン・トリビザス/文 ヘレン・オクセンバリー/絵

こだまともこ/訳 冨山房

1994年

ふわふわ ふさふさの オオカミ 3きょうだいは、ひろい せかいに でていきました。カンガルーに れんがを わけてもらった オオカミは、れんがの うちを たてました。

そこへ、わるい おおブタが やってきて、ふーっと ふいても うちが こわれないので、おおきな ハンマーで うちを こわしてしまいました。

にげだした オオカミは、ビーバーに コンクリートを わけてもらい、うちをたてました。

ところが、おおブタが でんき ドリルを もって やってきて、うちを こわしてしまいました。

こまった オオカミが たてた うちとは・・・


『三匹のこぶた』の逆バージョン。世にも悪いおおブタが、かわいくてふわふわのオオカミ三兄弟を襲撃します。まさに、襲撃という感じで、現代的な手法を使って、頑丈な家をぶち壊すのです。オオカミ兄弟は、ぶるぶる震えながら逃げ出します。おおブタの目的は、オオカミを食べることではなく、ジャイアンのように、「家にいれろ」とわめいているので、どうやら単に邪魔したいだけのようです。この絵本の動物たちは、みんな二足歩行。三番目に出てくる、鉄骨を運ぶサイも二足歩行です。なので、うちを立てるオオカミも器用に両手で工具を使うし、おおブタも立って足なんか組んでいます。最終的には、オオカミが、今までと違う材料でうちを作って、大団円となるのですが、みなさんどんな材料だと思いますか? 1.紙 2.花 3.羊毛 

この絵本を子どもに読んであげる場合は、必ず、『三匹のこぶた』を先に読んであげてください。こちらの印象が強く残ってしまうと、将来、人と話が通じなくなってしまうかもしれませんから。ちなみに、正解は弐でした。


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