フローレンス・スロボドキン/文 ルイス・スロボドキン/絵
三原泉/訳 偕成社
2008年

ふたごの ネッドと ドニーが すんでいる ミシガンは とても さむい ところです。
おばあさんが あそびに きてくれた あるふゆ、ドニーの あかい てぶくろが かたほう なくなりました。でも、てぶくろは すぐ みつかりました。
つぎの日、おとなりさんが、 みつけた あかいてぶくろの かたほうを とどけてくれました。
おばあちゃんは、「まえに なくした てぶくろね」と そのてぶくろを ひきだしにしまいました。
そのあと、せんせいが、ゆうびんやさんが、ぎゅうにゅうやさんが、おみせやさんが、つぎつぎ あかいてぶくろの かたほうを とどけて くれたのです。
ひきだしには あかいてぶくろが いっぱい!
そこで みんなは、てぶくろを にわに つるし、みんなに みて もらうことに しました。
なんとたくさんの赤い手袋が落ちているのでしょう!落とし物のうわさを聞いた町の人たちが親切にも拾った手袋を届けてくれるのですが、どう考えても双子が落としたものだけではなさそうです。案の定、庭につるした手袋たちは、ちゃんともとの持ち主のところへ無事帰っていきました。あなたの赤い手袋はちゃんとおうちにいますか?
冬の寒い日、おうちでゆっくり親子で読むのにおすすめの本です。作者のスロボドキンは、いつもひょろっとした独特の絵が特徴で、一見、現代の子どもたちが手に取りにくい本です。でも、読んでみるとどの本もとても面白く、絵もじんわりと味がでてきて、おすすめです。子どもの頃、手袋をなくしたという経験は、誰しもあると思います。その手袋は、いったいどこにいってしまったのか?きっと、どこかにたまっていて、持し主を待っているのかもしれません。