『でんしゃにのって』


とよたかずひこ/作 アリス館

1997年

うららちゃんが でんしゃにのって

ひとりで おばあちゃんを

たずねます。

がたごとー がたごとー がたごとー がたごとー

「わにだ」えきで のってきたのは、わにさん。

「くまだ」えき でのってきたのは、くまさん。

「うさぎだ」えき でのってきたのは、うさぎさん。

でんしゃは だんだん おきゃくさんで いっぱいに。


おうちでの読み聞かせにも、大人数への読み聞かせにもぴったり。

突然、おはなし会をすることになったら、迷わず手に取ります。1997年の出版当初から、何度読み聞かせをさせてもらったことか。声に出して読む時は、たっぷりと間をとって、うららちゃんの気持ちの変化を絵から感じとれるようにします。電車の音は、電車風に。車掌さんのアナウンスは車掌さん風に。読む方も、読まれる方も、みんな絶対楽しめる絵本です。ただ、ある時突然気づきました。あおぺん、「でんしゃ」のイントネーションが変かもしれないと。この本を読む時だけ、「」にアクセントがあるのです。何の迷いもなく。なぜだろう…?


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