とよたかずひこ/作 アリス館
1997年
![](https://aopen.site/wp-content/uploads/2023/01/fb8ea0e17b711299b68082deabda0c6e-266x300.jpg)
うららちゃんが でんしゃにのって
ひとりで おばあちゃんを
たずねます。
がたごとー がたごとー がたごとー がたごとー
「わにだ」えきで のってきたのは、わにさん。
「くまだ」えき でのってきたのは、くまさん。
「うさぎだ」えき でのってきたのは、うさぎさん。
でんしゃは だんだん おきゃくさんで いっぱいに。
おうちでの読み聞かせにも、大人数への読み聞かせにもぴったり。
突然、おはなし会をすることになったら、迷わず手に取ります。1997年の出版当初から、何度読み聞かせをさせてもらったことか。声に出して読む時は、たっぷりと間をとって、うららちゃんの気持ちの変化を絵から感じとれるようにします。電車の音は、電車風に。車掌さんのアナウンスは車掌さん風に。読む方も、読まれる方も、みんな絶対楽しめる絵本です。ただ、ある時突然気づきました。あおぺん、「でんしゃ」のイントネーションが変かもしれないと。この本を読む時だけ、「で」にアクセントがあるのです。何の迷いもなく。なぜだろう…?